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ラクロス

『ラクロスに対する熱意は負けない』

島根大学ラクロス部 主将 MF柳畑大地(やなぎはただいち)
※この記事は10月7日に取材されたものです。

ラクロス部に入部したきっかけ
小学校1年生から高校まで続けていたサッカーでは、あまり熱意が少なく惰性で続けてしまっていたため「センスが無いからなぁ」と決めつけてしまい、成長がありませんでした。ラクロス部に入部する1番大きなきっかけは大学進学で、遊んで過ごしていた高校生活の中、受験勉強を始めるのも遅く、結果志望校だった大学に前期で落ちてしまいました。今まであまり頑張らなくても上手いように回っていた人生の中で、ほぼ初めてと言っていい程の挫折でした。そこから、大学で何か始めないと腐ってしまうと考え、新しいことに挑戦したいモチベーションで島根大学に入学したことを覚えています。コロナ直撃世代ということもあり、サークル部活動について貰える情報が学校からの冊子しか無かったので、興味があったバレー部なども見てみたのですが、部活日数の多さから断念しました。そこで、高校時代はあまり喋ったこと無かった母校の先輩(この人がラクロス部)が島根大学に居られるということで、ご飯に誘って頂いて、そこで偶然ラクロス部の先輩が居ました。熱いお話を語ってくださり、その翌日に自主練(当時は活動休止中)するから来ない?と言われて、二つ返事で行かせてもらうことにしました。そこに他の先輩方も来て下さって、初めてラクロスをさせてもらいました。コロナ禍で外との関わりが無い中、これだけ先輩と仲良くなったチャンスを逃すわけにはいかないということで、入部する決意をしました。

キャプテンになった理由を教えてください
島根大学ラクロス部のキャプテンの決め方は、先輩からの指名制だ。柳畑が選ばれた理由について、こう話してくれた。「ラクロスに対する熱意を人一倍持ち続けて居たからだと思います。一回生の頃から、先輩が合宿で居ない時などはメニューを決めたり、同期を自主練に誘ったり、面倒見が良い所を見られたのかなと。先輩後輩同期のみんなが“もうヤナギがなるやろうな”と思ってて、代替わりの際に大方の予想通り先輩に声をかけてもらいました。」と笑顔で話してくれた。
その時の気持ちについても話してくれた。「僕の一つ上の代はプレイヤーがおらず、ほぼ二代仕切ることになるのは確実だったのですが、一回危機に陥って瀕死状態だった島根大学ラクロス部(僕が入部した時はPL6人MG6人みたいな感じでした)を二代率いて強くする、そこにロマンを感じていたので、僕自身部長になりたい気持ちはずっとあったので嬉しかったです。」

スローガンに込めた思い
今年のリーグ戦までのテーマは「一勝」です。昨年一勝が遠かったということもあり、今年のチームは一勝の価値を重く捉えることを念頭において、練習に取り組みました。
そして僕が率いる2年のテーマは「革命」にしました。上に書いた通り島根大学ラクロス部を根本から変えるモチベーションを皆と共有したいと感じて、早々に決めていました。どちらも僕の案です。

勝つために意識していること
現在4回生が居ないチームなので、人数としては他チームに比べると少ない方です。そのため一回生も含めた全員で勝ちに行くために、自分から新入生育成を率先して行って、即戦力にしました。
また、昨年冬のコロナウイルス蔓延による冬季休業中の部活動の休止中にも、出来ることを探し、当時の一回生(現二回生)を壁当てに誘ってラクロスに触れる環境を作りに行きました。さらに、僕が入ってからあまり活発では無かった筋トレを同期と流行らせ、部員の体力の維持に努めていました。

今年のチームの印象を教えてください
チームの印象について、柳畑に聞いた。「正直、まだまだ未発達のチームです。実践経験も知識も浅く、一人一人の技術不足は目立つかもしれません。ですが、人数が少ない分の団結力という面では他チームを必ず圧倒します。ステップアップのための手段とは絶対思わず、一戦一戦を落とさぬようにチーム一丸となって戦い抜く姿を見て欲しいです。」

最後に
部長一年目はとにかくがむしゃらで、全て自分で背負い込んでしまっていました。なので、仕事分担して新世代になったら、今まで変えたかったこと、行動できなかったことが個人的に山のようにあります。部活の体制、練習内容、オフェンスの仕方など、今年4月に部に参入して頂いたコーチの方とも協力して、トップがすげ変わっても練習をより良いクオリティで、一人一人がよりスキルを磨ける土台作りをしたいと思っているので楽しみです。

※この記事は2022年10月7日に取材されたものです。
※本記事に掲載されている写真は、ご本人から直接ご提供いただいたものです。

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RYO

RYO

アメフトオタク

1999年4月6日、大阪府大阪市生まれ23歳。小学5年生からアメフトを始め2015年大阪産業大学附属高等学校に入学。3年時に主将を務め大阪無敗で全国大会に出場。2年・3年時にはU18日本代表に選出。2018年に近畿大学に入学。2022年に卒業し、現在はX3のリードエフォートエールズで主将を務めています。

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