和歌山大学 フライングディスク部 野村加那(のむらかな)
カレッジスポーツ
フライングディスク部に入部した経緯を聞いた。
「小学校から高校までバスケットボール一筋であったため、大学では何か新しいスポーツを始めてみたいと思い、部活を探し始めたのがきっかけです。色々な部活の紹介を見ている中で、“フライングディスク部は部員全員が大学から始めている”という誘い文句に目が止まり、これなら自分でも始めやすいと思い、新歓に行きました。新歓に行き、部活の雰囲気の良さや、アルティメットの魅力に直に触れ、“このスポーツを上手になりたい!”と感じ、すぐに入部を決心しました。」
アウトプット
今年の野村の目標は、「積極的な知識のアウトプット」だ。
この目標にした理由を話してくれた。「今年はアウトプットの1年にしたいです。1〜2年生の間に先輩に教えてもらったり、プレーの中で自分で感じたことなどを通して、アルティメットについての知識がかなり増えたと実感しています。今年はそれらを、プレーに生かすことはもちろん、今までで得た知識を、周りにアドバイスとして共有していきたいです。それによって、チームも成長するし、知識がより明確なものになり、自分の自信にも繋がると思うので、積極的な知識のアウトプットを目標にしています。アルティメットは知れば知るほど奥が深いスポーツなので、最後の1年、よりアルティメットに真剣に向き合っていきたいです。」と熱く話してくれた。
諦めの悪さ
野村が思い描く理想の選手について聞いた。
「プレーでチームを鼓舞できる選手になりたいです。私は、チームを引っ張ったり、盛り上げたりできるような声掛けが得意ではないと思っています。しかし、諦めの悪さだけは一丁前にあると自負しています。なので、みんななら諦めてしまうようなディスクを最後まで追いかけたり、しんどい場面で積極的に動いて点を取ったりなど、最後まで諦めない姿勢を見せることで、チームの士気を上げられる選手になりたいと思っています。」
上回生としての自覚
野村は、去年の1月に行われた新人戦に、新型コロナウイルスの影響で出ることができず、部活動に対してのモチベーションがなくなってしまった。その時の事を野村はこう話してくれた。「1年生の時は大会自体がなかったため、2年生にして初めての新人戦でした。大会に向けて、先輩がいない試合でどこまで出来るだろうかと、楽しみにしていたし、とてもモチベーションが高まっている中で欠場が決まりました。さらにそのまましばらく部活動も停止になってしまい、その時にかなり部活動に対してのモチベーションがなくなってしまいました。そこから2.3ヶ月ほどはモチベーションが上がらないまま部活を続けていたけれど、4月に新しく1年生が入ってくれたことで、部活の雰囲気もガラッと変わり、“このメンバーで試合で勝てるようになりたい、出れなかった試合を引きずっている暇はない”という気持ちが芽生え、改めて部活に本気で向き合うきっかけになり、上回生としてチームのために頑張ろうと思えるようになりました。」
「キャッチ力」
野村の注目してほしいポイントは、「キャッチ力」だ。
「私はディープという、簡単に言うと走ってディスクを取ることがメインのポジションで、身長も高い方なので、それを生かしてのキャッチなどに注目していただけると嬉しいです。」
最後に
みんなの長所を生かした試合をして勝ちたいです。このチームは、スローが上手な子や走れる子が多く、個々の力があるチームだと思っているので、普段の練習からたくさん会話をし、全員が全員の得意どころを把握して、それぞれのいいとこどりのプレーで試合に勝っていけたらいいなと思います。また個人的には、引退まで1年を切っているので、1試合1試合をこれまでの集大成だと思って、大切に、全力で楽しんで頑張りたいです。応援よろしくお願いします!
※本記事に掲載されている写真は、ご本人から直接ご提供いただいたものです。