九州大学男子ラクロス部BALLENA 部長FO阿比留 優人(あびるゆうと)
熱い学生生活を送れることは間違いない
阿比留は、高校時代部に所属しておらず、大学では「熱い学生生活を送ってみたい」そう考えていた時に、ラクロスに出会った。当時、九大ラクロス部は九州大会6連覇中の強豪で、熱意に溢れる先輩方が多く所属していた。「この部なら熱い学生生活を送れることは間違いないだろうと確信しました。また、ラクロスという競技は全員が大学から始めます。その特性がスポーツ経験の乏しい私を後押ししてくれました。」と話してくれた。
「学生日本一」を目指して
2022年の目標は「学生日本一」だ。
この目標について阿比留はこう話す。「関東一強のラクロス界においてこの目標は高すぎる目標です。現に学生日本一達成しているのは全て関東地区の大学です。その中で“学生日本一”を目指し、達成することに意義を感じています。地方では関東地区に比べて、社会人や大学数が少なく、刺激を受け、成長できる環境が整っていません。しかし、地方であっても部内で刺激を与え合えることができれば、関東地区に匹敵する成長ができるのではないかと考えます。そのためには部員全員が主体性を持つ必要があります。そして部員90名全員が主体性を持つ組織作りをしています。部長として全員が「応援される部活生」になり、スローガンである「ROCK」に行動できるよう努めています。」と熱い想いを話してくれた。
チームを鼓舞するプレイヤー
理想のプレーヤー像について、阿比留に聞いた。「理想のプレーヤーは、チームを鼓舞するプレーをするプレイヤーです。私は運動神経がいい訳でもない、不器用なプレーしかできません。そんな私が意識しているのは誰よりもチームメイトを応援し、応援されること。そのために愚直に自分のプレーに一喜一憂し、感情を出しています。また、他人のプレーに対して良かった点、伸び代をポジティブに声掛けするようにしています。
そうして誰より応援し、応援されることで、チームを鼓舞できるようにしています。」
怪我に苦しめられた
阿比留は、足を何度も怪我をし、一時は歩くことも辛く、医者にはプレー以前にこのままだと将来に影響するとも言われたことがある。怪我が酷い間はただ練習を見るだけの日々が続き、復帰しても練習不足で試合に出られないことに苦しんだ。しかし、練習できなくとも試合に出られなくともチームに貢献できる方法を模索することで立ち直した。この経験が部長という役割にいかされていると阿比留は話す。「この経験から、現在の組織運営では試合以外の活躍の場を作ることを意識しています。部員が90名も在籍しますが、試合で活躍できる部員はたったの15名ほど。ほとんどが試合に出られません。残り75名がチーム貢献できる環境を作ることでチームの一体感ややりがいを作ろうと試みています。」
一体感と挑戦
阿比留に注目してほしいポイントについて聞いた。「チームの一体感と高い目標に挑戦する姿に注目してほしいです。試合や練習以外でもチームに貢献しようと努める部員が多いのが九大ラクロス部BALLENAです。チーム全員で勝たんとする応援や声かけの一体感はどの大学にも負けないものです。また理念「波響」とスローガン「ROCK」を体現せんと「学生日本一」に直向きに試合に挑む姿に是非注目して下さい。」と私の目を真っ直ぐみて話してくれた。
最後に
学校関係者や大会運営、OB・OG、保護者の方々、他校のライバル達の応援に応えられるよう努めます。地方からラクロス界に衝撃と感動を与えます。
応援よろしくお願いします!
※本記事に掲載されている写真は、ご本人から直接ご提供いただいたものです。