地方に眠るアスリートたちを応援するメディア

アメフト

『最高の一年に』“17年のフットボール人生をかけて”

大阪公立大学 アメリカンフットボール部 QB篠原 呂偉人(しのはらろいど)

二部から一部へ
篠原は、5歳からアメフトを始めた数少ない経験者の一人だ。ただ、大学でアメフトをするつもりはなかったと話す。最終的に入部を決めた理由をこう話してくれた。「当時の三年生の先輩にアメフト部に勧誘してもらい、迷っていたところ中学時代の担任の先生に相談したところ“二部のチームを一部にあげることも一つのやりがいになるんちゃうか。”と言っていただいたため、入部を決心しました。」

悔いのないシーズンへ
今年の目標について篠原はこう話す。「今年の目標は、シーズンを終えた際に、悔いのない状態でいたいと思っています。5歳からアメフトをしてきて、親はもちろん、これまでのコーチや周囲の保護者やOBさんなど様々な方に支えていただき、応援してもらいました。特に高校時代のQBコーチの方にはスキル面に関して一から指導していただいたため、今の自分の実力があります。これらの人々に恩返しをするには一位という形に見える結果を出すことも大切ですが、自分自身アメフトに全力を注ぎ、後悔のない形で終わることも恩返しになると考えています。」

安心感のあるプレイヤー
篠原には理想のプレイヤー像がある。それは次の通りだ。「私の理想とするプレイヤー像は、どんなときでも安心感を持ってもらえるプレイヤーです。私はチームのエースQBですが、エースという存在はプレーする以上何かをしてくれると期待されます。その期待に余裕を持って応えられるような存在でありたいです。」

怪我から更に強くなった
篠原は、2年の春に肩を故障し、全くボールを投げられなくなった。その時の経験が今に活かされていると彼は話す。「その際にリハビリの先生やトレーナーの方にお世話になり、肩のインナーの強化やフォーム改善を徹底的に行いました。その結果、4ヶ月後には投げられるようになり、今でもその時の努力は活きています。強いボールを投げたり、コンパクトにボールを投げることができ、自分の能力が大幅に成長した感覚があります。」

判断力と広い視野
注目してほしいポイントについて聞いた。「冷静な判断や動きは自分の特長なので、試合で流れが悪いときでも立て直せるようなプレーをします。常に冷静な瞬時の判断力と広い視野を活かしたプレーに注目してください。」

試合に向けての意気込み
今年はリーグ戦の前半は調子が良く、後半2試合は周りに助けられた内容でした。アメフトはチームスポーツなので、助け合う点は良い部分ですが、来年は自分がチームに流れを引き寄せ、チームを勝たせられるような丁寧で正確なプレーを魅せます。見ていてください。

※本記事に掲載されている写真は、ご本人から直接ご提供いただいたものです。

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
RYO

RYO

アメフトオタク

1999年4月6日、大阪府大阪市生まれ23歳。小学5年生からアメフトを始め2015年大阪産業大学附属高等学校に入学。3年時に主将を務め大阪無敗で全国大会に出場。2年・3年時にはU18日本代表に選出。2018年に近畿大学に入学。2022年に卒業し、現在はX3のリードエフォートエールズで主将を務めています。

  1. 『アーチェリーと私』

  2. 『硬式テニスの魅力に心を奪われた』

  3. 『バスケができる幸せ』“当たり前に感謝する”

RECOMMEND

RANKING

DAILY
WEEKLY
MONTHLY
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  1. 1
  2. 2
  3. 3

RELATED

PAGE TOP