鳥取大学 漕艇部 水島永貴(みずしまえいき)
部の雰囲気に魅力を感じた
「入部の理由」
マイナーなスポーツであるボート競技に興味を引かれたこと、新入生歓迎会でのボート試乗会で面白かったこと、高校生まで続けていた野球で培った体力を活かせると考えたことなど様々ありますが、一番は部の雰囲気の良さです。大学生の部活は、中高生の時のような顧問の先生方に指導して頂くような機会はとても少なく、良く言えば自主性が大いに成長できる場であり、悪く言えばサボることもできてしまいます。このような環境下でも、先輩方は自分達でキツい練習メニューを組み、またそれをサボることなく取り組まれておられました。しかし、このようにキツい練習に取り組めているのも、部全体としての仲の良さがあるからだと思います。しんどい時は支え合い、皆が一つの方向へ足並みを揃えて進んでいるのがとても素晴らしいものに思え、私もこのような方々と一緒に頑張りたいと思ったのが大きな理由です。
1位を目指して
今年の目標を聞いた。「前シーズンの目標としていた、秋季関西選手権でのフォア3位以内を2位で達成することができたので、来シーズンでは1位を目標としています。前シーズンでは0.95秒差で負けてしまい、とても悔しい思いをしました。来シーズンではその差を縮めるに留まらず、大差をつけて勝てるよう練習に励みます。」
努力できる人
水島の理想とする選手像は、次の通りだ。「努力をし続けることができる人だと思います。とてもきつい競技で、辞めたいと思うような時も多々ある中、1秒、0.1秒を早くするために毎日考え練習し続けることができる人は尊敬します。」
失敗からの成長
水島は高校生まで野球を続けてきたこともあり身体能力にはある程度自信を持った。しかしボート競技においてはそれが通用しなかった。そのことについて話してくれた。「水上でバランスをとりつつ水をしっかり掴み皆で息を合わせて漕ぐ。見ていると簡単そうですが、やってみるととても難しく、最初は水上でバランスを取ることさえままなりませんでした。そんな時、先輩からの温かいご指導があったからこそ成長できたと思います。私自身もそのような先輩となれるよう、日々努めていきたいです。
最後に
マイナーなスポーツなこともあり、初心者が部員の大半を占めており、基礎的な体力や柔軟性から技術面まで幅広く課題が山積みです。今期の冬の間での練習が他大学との大きな差がつく期間だと思います。僕たちの仲の良さを活かし、厳しい冬の練習にも耐え、来季のシーズンでより良い成果をあげられるよう頑張ります。
※本記事に掲載されている写真は、ご本人から直接ご提供いただいたものです。