広島大学 フェンシング部 前主将 行德祐真(ぎょうとくゆうま)
新しいことに挑戦
中学・高校は卓球部に所属していた、行徳だが満足いく結果を残せてやりきったと思い、大学からは新しいことに挑戦しようと思いフェンシングに入部を決めた。また、「見た目のかっこよさに惹かれました」と笑顔で話してくれた。
不安と楽しみが入り混じった感情
行徳に一年を振り返り、率直な感想を聞いた。
「主将になった時は、本当に上手くチームを引っ張っていけるのかという不安と、強いチームにしたいという楽しみが入り混じった感情でした。その後コロナ禍で試合が続々と中止になり、何のために練習しているかわからないモチベーションが維持できませんでした。正直、つらいことの方が圧倒的に多く、練習に行きたくない日もありました。ただ、最終的に個人戦でも団体戦でも満足のいく結果を残せたので達成感はありました。みんながついてきてくれて本当に助かりました。」
「後悔はなかった、めちゃくちゃ楽しかった」
最終試合ではキャプテンである行徳自身がオーダーを決めて、試合に挑んだ。その時の感情について、次のように話してくれた。「自分が最後に出場して負けたのでチームへの申し訳なさと悔しさ、そしてもうこのメンバーで戦うことは無いという寂しさがこみ上げてきました。それでも、最後まで全力で戦ったという清々しさも感じました。後悔はないですが、めちゃくちゃ楽しかったです。」と笑顔で話してくれた。
常に上を目指す人が最後に勝つ
フェンシングを通じて成長できたことについて、次のように話す。「自分はプライドが高く、人から教わることが好きというわけではないのですが、それでは絶対に強くならないと学べたことです。自分の弱さを受け入れて常に上を目指す人が最後に勝つのだと実感しました。何より周りの人の支えがあるから、今の自分があると思っています。」
悔しさをバネに成長
行徳は、2年生の時に出場した大会で、後輩にも負けるなどボロボロの試合をした。その時の結果は最下位で、悔しくて仕方なかった。ただ、この悔しさを原動力に練習に励み、1年後の同じ大会で、見事表彰状をもらえるまで成長した。
最後に後輩へ向けてのメッセージ
努力したからといって必ず勝てるわけではないですが、勝つ人は必ず努力しています。常に謙虚に前向きに、感謝を忘れずにがんばってください!また、楽しくないと続かないので、楽しみながら、勝ちを目指して励んでください!
※本記事に掲載されている写真は、ご本人から直接ご提供いただいたものです。