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アメフト

『背中で語れるようなプレーヤー』“弱みを強みに”

山形大学アメリカンフットボール部 OL吉澤正希(よしざわまさき)

高校時代は特別進学コース
吉澤は、高校時代特別進学コースに所属しており、体育の授業以外で体を動かすことはなかった。しかし、大学では何か運動する部活やサークルに入りたいと思っていた。そんな時にアメフト部の先輩の方々から熱心な勧誘にあった「5回以上声をかけられました」と当時を振り返る。その誘いに次第に惹かれて、アメフトも徐々に魅力的に感じ、先輩の熱い思いに魅了され入部を決意した。

一段階成長した姿を見せたい
昨シーズは思い通りのプレーをさせてもらえず、悔しいシーズンとなり、心が折れそうになったこともあったと振り返る。しかし、今シーズンは練習から細かいことを意識し、ただ身長があり、体重のある選手だと思われないように頭を使った頭脳プレーをし、“一段階成長した姿を見せたい”と思いを話してくれた。

背中で語れるようなプレーヤー
吉澤の理想のプレーヤー像を聞いた。吉澤はこう答えた「強豪と言われるようなチームであろうと、点差がついていたとしても、ラインとして前で戦っている以上、常に味方を背中で引っ張っていけるような、背中で語れるようなプレーヤーです。そして、チームの大黒柱のような存在のプレーヤーです。」とチームを引っ張る強い意志を感じた。


自分の弱さを知った
2020年同リーグのチームと試合をした時、全く歯が立たず、チームの足手まといになった苦い経験がある。その時に自分の弱さを知り、初めてアメフトがつまらなく感じた時があった。オフシーズンに入り、様々なスポーツ選手の好プレーを見る機会があり、有利に戦う細かな工夫が施されていることに気づき、そこから工夫次第で弱点をカバーできるとわかり、有利に戦えるように工夫を繰り返した。その結果、少しずつ成長し、チームメイトからも強くなったと認められるようになった。諦めない吉澤の姿勢が認められた瞬間だった。

ラインマンとして一回り大きくなった
秋シーズンへ向けて注目してほしいポイントは?と質問をした。「テクニックです。僕のように体の大きい選手はハンドテクニックが苦手だと思われがちですが、様々な技に磨きをかけ、ラインとして一回り大きくなったことに注目してほしいです。」

最後に
去年はラインとしてあまり良い仕事が出来なかったので、今年こそは、自分がラインとして存在をよりアピールできるように、今まで培ってきたものを存分に出して、驚異の存在になりたいです。また、今までチームから貰ってきた恩をプレーで返していきたいです。

 

※本記事に掲載されている写真は、ご本人から直接ご提供いただいたものです。

 

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RYO

RYO

アメフトオタク

1999年4月6日、大阪府大阪市生まれ23歳。小学5年生からアメフトを始め2015年大阪産業大学附属高等学校に入学。3年時に主将を務め大阪無敗で全国大会に出場。2年・3年時にはU18日本代表に選出。2018年に近畿大学に入学。2022年に卒業し、現在はX3のリードエフォートエールズで主将を務めています。

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