“11人の力が掛け算で強くなる”
福井県立大学アメリカンフットボール部DLキャプテン金子悠真(カネコユウマ)
大きな目標と小さな目標
金子は小学から高校までサッカーをしており、大学では、何か新しいことを行いたいと思った時に、新歓でアメフト部に出会った。アメフト部の先輩が、チームとしての大きな目標を掲げながら一人一人が目標に近づくための小さな目標を作りながら部活動を行なっていることに共感して入部を決意した。
「俺がやる」
昨年度の最終試合、中京大学戦の1週間前に金子は脳震盪によりドクターストップがかかり、フィールドに立つことができなかった。何もできない自分に腹が立って、悔しくて悔しくて仕方がなかった。そして、2022年度幹部を決める際、自らキャプテンに立候補した。「俺がやるしかない。自分の手で全国大会の舞台に戻り、必ず勝利します。去年のような悔しい思いは2度としたくないんです。」と金子は私の目を真っ直ぐ見て話してくれた。
歴史を変えるために…
昨年度の目標は「打倒東海」しかし、中京大学に負けてしまい、打倒東海を成し遂げることができなかった。「あの悔しさをあのフィールドで見た景色を2度としないように今年は大きく歴史を変えるために“打倒九州”という目標を立てました。歴史を変えるために、何か一つ自分たちが必ず勝てるものを作るように心がけています。」と熱く話してくれた。
掛け算で強くなる
今年の福井県立大学は、突出して上手い選手がいるわけではない。だからこそ1人1人が協力し、フィールドに出る11人の力が掛け算で強くなるようなチームにならなければいけないと金子は考える。そのために練習中の細かなコミュニケーションを意識している。ミスをしても次に繋げるために話し合い次に活かすように練習している。
最後に
昨年度は、中京大学に負けてしまい、目標とする打倒東海は成し遂げることができませんでした。そのため、今年こそは九州に勝ちたいと思います。しかし、現在の自分達の実力は、まだまだで、全国に行けるのもギリギリではないのかと思います。春シーズンにどれだけ自分達が変化できるかが鍵となってくると思うので、秋が始まる4ヶ月ほどをどう過ごすか考えながらチームを運営していきたい、そして、九州に勝ちます。
※本記事に掲載されている写真は、ご本人から直接ご提供いただいたものです。