岩手大学アメリカンフットボール部キャプテンのOL/DL角野空海(かどのたかうみ)
心動かされ
角野は、小学校4年生の時に野球を初め、高校3年生まで野球をしていた。野球は楽しかったが、このまま続けていても先が見えず限界を感じていた。大学では全く知らないスポーツにチャレンジしたいと考えていた。そんな時にアメフト部の勧誘を受けた。新歓ではアメフトのことはあまり触れず、ただただ楽しく、雰囲気がよかった。しかし練習を見にいくと東北優勝を目指して本気でアメフトに打ち込む先輩の姿に心動かされ、私ももう一度何かを本気で取り組んでみたいと思い入部を決意した。
想像以上だった
角野がキャプテンをするのは自然な流れだった。2、3年生の時から、同期でミーティングをすることがあれば角野が仕切る雰囲気になり、前に立ち話すことが多かった。そんな中で、新チームが始まり角野がキャプテンになり、キャプテンは想像していた以上に考えることが多いと話す「3年生の時は自分のことだけをしていても大丈夫でしたが、4年生になると周りを見て、考えなければならない事も多く、決断を迫られる場面もある。“正直大変です”だけどチームが勝つとやりがいを感じ、また頑張ろうと思えます」照れるように笑って、角野はそう明かした。
最後まで全力を尽くす
2022年度のチームスローガンは「克己心」だ。岩手大学はチームの人数が他チームに比べて少なく、ほとんどのプレイヤーがOFとDFを兼任している。当然試合中の疲労度は大きなものがあり、それでも最後まで全力を尽くし、試合に勝ちきれるように、「克己心」という言葉を選んだ。
声を掛け合う
角野は、練習中から試合をイメージして声を掛け合うことを心がけている。辛いメニューや、難しい課題も励ましあい、時に厳しい声を掛け合いながら日々練習に取り組んでいる。現状に満足することなく、「もっとできると思いながら練習しています」
伸び代
今年のチームの印象を聞いてみた。「上級生はもちろんですが、下級生の活躍が見逃せないチームだと思っています。現時点での個々の能力に加え、伸び代も高く感じています。我々4年生も助けられることが多く、リーグ戦までにどれだけ成長することができるかが今年のチームの鍵になると思っています。」と今年のチームに可能性を感じていることが伝わってきた。
最後に一言
我々は東北で優勝するために練習を重ねています。今年こそは東北で全勝を成し遂げ、東北で優勝します!
※本記事に掲載されている写真は、ご本人から直接ご提供いただいたものです。