福井県立大学アメリカンフットボール部WR/K佐藤琉之丞（リュウノスケ）は“チームに勢いをもたらすプレイヤーになる”と話してくれた。
本気と情熱に惹かれ入部
高校時代まではサッカー部に所属しており、大学でもサッカー部に入ろうと思っていた。しかし、大学入学して最初に仲良くなった友達に付き添いでアメフト部の新歓に誘われたので一度行ってみた。すると、アメフト部の先輩方の新歓の本気さや、アメフトに情熱を持って部活に取り組んでいることを知り、「自分自身もアメフト部に入れば密度の濃い大学生活を送ることができる」と考えた佐藤はアメフト部への入部を決心した。
今年の目標
チームの目標は“打倒九州”去年のチームでも成し遂げられなかった全国大会での勝利を目標としている。個人の目標は一対一の場面では絶対に負けないこと。アメフトは11対11のスポーツで、一人ひとりが目の前の選手に勝つことができたら、試合にも勝つことができる。だからこそ、一対一の勝負に拘ります。
憧れの選手
昨年卒業した新道先輩だ。昨年の金沢戦の時、先制点を取られ福井県立大学は前半はタッチダウンを取ることができ無かった。しかし、後半開始直後のキックリターンで流れを変える逆転タッチダウンを奪い、そのままチームを勝利に導いた。今年は佐藤が流れを変えるゲームチェンジャーになるだろう。
プラスかマイナスか
佐藤は1年の春に指の靭帯を損傷し、キャッチングの練習ができなかった時期がある。「その時は、正直落ち込みました」と当時を振り返る。しかしマイナスをプラスに変えるために、普段練習の時間を取ることが少ない相手との駆け引きやマンツーマンのリリースの練習を徹底的に取り組んだ。その結果、相手とセパレートすることが得意になり、佐藤にとってマイナスがプラスへと変わった。秋は佐藤のゴール前でのタッチダウンやロングゲインに注目しよう。
最後に一言
今年こそ全国で勝つために、WRとしてはどんなボール、位置からでもタッチダウンを狙い、キッカーとしては成功率100%を目指して試合に臨みたいです。
※本記事に掲載されている写真は、ご本人から直接ご提供いただいたものです。
