広島大学サッカー部 橋本峻(はしもとたかし)
サッカーすることがやはり楽しかった
橋本は、小・中・高とサッカー一筋で根っからのサッカー少年だ。しかし、一年の浪人を経て大学ではサッカーをしなくてもいいと思い始めていた。大学入学と同時にコロナウィルスが流行り始め部活動やサークル活動は全く行われていなかった。やはり大学では、サッカーをすることはないと思っていた橋本だったが、サッカー部の新入生グループがあることを知った。時折大学近くの鏡山公園でサッカーをしていると聞き、興味がわき何度か行ってみると、そこにいた皆は今まで一緒にサッカーしてきた人よりも上手だったし、橋本自身サッカーすることがやはり楽しかったので、その流れで入部することに決めた。
2022年の目標
目標は「全国大会出場」
「広大は私が入学してから年々レベルが上がっており、この目標にも今年が1番近づいている。私がピッチ上でチームに貢献することはあまりできていないが、練習やチームの雰囲気を作ることではプラスの影響を与えられうると思うので、今後がんばっていきたい。」と熱い気持ちを話してくれた。
理想のプレーヤー像
橋本に理想のプレーヤー像について聞いた。
「1つ目は“違いを作れる選手”サッカーは制限時間内に相手よりも多く点を取ることが求められるスポーツで、ロースコアな展開になることが多い。その中でゴールを奪う、ゴールを守ることに関して、違いを生み出せる選手こそが1番重要な選手だと思います。」「2つ目は“役割を果たす選手”サッカーは11人でやるスポーツで1つ目にあげたような選手だけでもうまくいかない。それぞれに役割があって、チームの中での自分の役割をよく理解して、求められるプレーができる選手もとてもいい選手だと思います。」
この経験が強くする
大学に入学し、九州産業大と何度かトレーニングマッチをしている。「その度に、個人でも負け、チームでも負け、上には上がいることを実感させられている。相手の方がチームとしてもよく整備されており、個人としても上手くて、絶望的な気持ちになる。しかし、このやられて悔しい経験があるからこそ、日々の練習で、強くなることをイメージして、もっと強く、上手くなりたいと思いながら、練習しています。」
注目ポイント
橋本は、注目ポイントについてこう語る。「僕が試合中に考えていることは、相手に対して主導権を握ることと味方が気持ち良くプレーできるようにすることです。外から見てもわかりにくいと思いますが、チームとしてうまくいっているか、うまくいっていないときどのように改善しようとしているかに注目してほしいです。」と話してくれた。
最後に
試合が1番楽しいです。90分間、相手にどうやって勝とうか考えながらプレーしているときが、1番生きてるって感じがします。日々の中で試合の90分という短い時間に向けて練習して、プランを考えて、コンディションを整えて、ということ思うと、試合前にピッチの横からグランドに入っていくときはこれからこれまで準備してきたものを出す本番が来たと思い、とてもワクワクします。1試合1試合よい準備をして勝ちにいきたいです。
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※本記事に掲載されている写真は、ご本人から直接ご提供いただいたものです。