室蘭工業大学 アメリカンフットボール部 主将 北村朋也(きたむらともや)
スポーツがやりたかった
北村が入学した当初は、コロナ禍によりオンライン授業やサークル活動禁止の状況が普通だった。そして数ヶ月が経ってサークル活動が再開になろうとした頃に北村は次のように思った。「制限が徐々に解除されて、何かスポーツをやりたいと思いSNSを見ていたらアメフトのアカウントがあり、そこから勧誘イベントに参加しました。初めて会う先輩が優しく、元々大学ではラグビーをやってみたかったが室工にはラグビー部がなかったのもあり、アメフト部への入部を決めました。先輩の存在が大きかったです。」
3年生で任されたキャプテン
本来の室蘭工業大学アメフト部はもちろんのこと、新4年生が行うのが例年だ。ただ、北村の一つ上の学年には、プレーヤーがおらず、3年生である北村が行うことになった。主将に就任した時のことをこう話してくれた。「正直、入部した初めの頃から1つ上のプレイヤーがいないのも同期プレイヤーがいないこともわかっており、自分がキャプテンをやるであろうことはなんとなくわかって居ました。やるからにはチームのために自分のやりたいことをやると決めていましたので早い時期から気持ちの整理はついていました。」
〜chance change challenge continue〜
チームスローガンは「4つのC 〜chance change challenge continue〜」だ。
このスローガンへ込めた思いを話してくれた。
「コロナ前の部活をほとんど知らない部員がメインで運営していくので色々なことにチャレンジ、今までとは全く違う新しい戦術を取り入れるというチェンジ、プレーの中でチャンスを掴む、また、今年取り組んできたことは継続しつつ、できることを増やしていくといった思いが込められています。チームの皆で考えました。」
部員との絆
北村は、キャプテンをする上で心がけていることがある。それは次の通りだ。「自分がやりたいと思っていることや正しいと思っていることなど、自分の信念は曲げないようにいつも心がけています。チームを引っ張っていく立場の人間が迷ってばかりでは部員はついてこられないと思います。また、普段から部員みんなとなるべくコミュニケーションをとることを意識していました。喋ることで自分の思っていることがよく伝わると思っています。」
最後に
昨年は1部リーグから2部リーグへ降格してしまいましたが、今年は無事に1部リーグへ昇格できました。ただ、このままでは1部リーグで通用するかはわからないので、オフシーズからチーム一丸となって練習や勧誘活動に臨んでいきたいと思います!
※本記事に掲載されている写真は、ご本人から直接ご提供いただいたものです。